日本版WISC-V知能検査 予備調査・実施協力者募集要項

 平素は日本文化科学社の心理検査をご利用くださり、ありがとうございます。
 さて、日本版WISC-IV知能検査は2010年の発刊以来、現在まで全国の多くの機関で先生方にご活用いただいております。この間、2014年に米国で改訂5版のWISC-Vが出版され、これを受けて2016年、わが国でも日本版WISC-V刊行委員会により、日本版WISC-Vの開発作業が開始されました。
 日本版WISC-V刊行委員会では、2017年8月までに、これまでの研究に基づいて新問題でのパイロット調査を各地で行ってまいりました。今日までにデータ分析を終了し、検査問題の選定、実施法・採点基準の検討を経て、2017年10月より全国規模の予備調査を開始すべく、準備を進めているところです。
 そこでこのたび、日本版WISC-V予備調査に検査者(テスター)としてご協力いただける方を募集いたします。

資格・実施経験 (以下の1〜5すべてに合致する方):

  1. 心理専門職としての資格を有する方
    (臨床心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士、学校心理士、言語聴覚士、作業療法士)
  2. WISC-IVの実施経験が10例以上ある方
  3. 主要個別式心理検査を実施する職務に2年以上従事している方
  4. 後述の調査対象者(5〜6歳、9〜10歳、12〜13歳、15〜16歳の定型発達の子ども)5名程度に検査実施が可能な方
  5. 後述の検査者研修会に参加可能な方

調査内容 (日本版WISC-V予備調査):

    • 日本版WISC-V問題検討のためのデータ収集です。
    • 日本版WISC-V「予備調査版」(11下位検査)を実施していただきます。
    • 実施いただく下位検査は、「類似」「行列推理」「数唱(「数整列」のみ)」「単語」「バランス」「パズル」「絵のスパン」「知識」「絵の概念」「理解」「算数」です。
    • 「予備調査版」実施時間の目安は、11下位検査でおよそ70〜150分程度です(個人差がありますことをご了承ください)。

調査対象者(受検者):

    • 実施時に、5〜6歳、9〜10歳、12〜13歳、15〜16歳のいずれかの年齢に該当している方で、後述の除外基準に該当しない方。

    • サンプル数は、年齢群・性別で統制しております。年齢群は、5〜6歳、9〜10歳、12〜13歳、15〜16歳の4つで、年齢群ごとに男女各25名、合計200名を目標としています。

    • 特定の条件の対象者に実施希望が偏ることがあります。特定の条件の応募が多数になった場合、原則、実施予定確定順とさせていただき、実施予定数が確保された後はお断りさせていただく場合もありますことをご了承ください。

調査実施期間:

    • 2017年10月〜2018年1月(予定)

依頼内容・条件:

    • 対象者の選定と依頼、ならびにWISC-V「予備調査版」の実施と採点をお願いいたします。
    • お一人あたり、5名程度へのご実施をお願いいたします。
    • あらかじめ受検者(あるいは保護者)に調査の内容を説明し、理解を求めた上で、書面による同意を得ていただきます。説明のための書類はお渡しいたします。
    • 受検者のプライバシー保護のため、記録用紙には受検者の個人名は書かず、識別するための任意のIDを記録いただきます。
    • 1日で検査をすべて実施することが難しい場合は、日を改めての実施も可能です。ただし下位検査の途中では中断しないでください。
    • 検査の実施に必要なマニュアルや用具類はお貸しいたします。
    • 検査者(テスター)には、1名の実施ごとに規定の謝礼をお支払いいたします。受検者には、図書カードを進呈いたします。カードは検査者にお預けいたしますので、検査終了後に受検者に渡してください。謝礼およびカードの金額は、お申込みいただきました後にお知らせいたします。
    • 日本版WISC-V完成の際に、検査者(テスター)のお名前をマニュアルに掲載いたします。

検査者研修会:

    • ご協力いただく方には、調査に先立って、日本版WISC-V刊行委員会による研修会にご参加いただきます。
    • 実際に検査者としてWISC-Vを受検者に実施される方が参加対象となります。また、機関単位でお申込みの場合も、実施される方全員のご出席が必要となり、個別にお申込みが必要です。代表者としての出席や伝達講習はできませんのであらかじめご了承ください。
    • 研修会にご参加いただきました先生には、交通費をお支払いいたします。

      【日 程】2017年10月14日(土)、10月29日(日)のいずれか1日
      【時 間】各日とも14:30〜18:00
      【会 場】日本文化科学社 本社8階(東京都文京区本駒込6-15-17)
      【定 員】各日とも20名

お申込み方法:

    • 調査にご協力いただけます場合は、下記のお申込みフォームに必要事項をご入力の上ご送信ください。
    • お申込み受付期間を【2017年9月18日(月)】までとさせていただきます。
    • 研修会の席が限られておりますので、お申込み数が定員を超えた場合、ご応募いただいても今回の調査ではお願いできないこともございます。あらかじめご了承ください。
    • お申込み受付期間終了後、1週間以内にEメールにて結果をお知らせいたします。


お問合せ:


対象者の除外基準
以下の基準のいずれかに該当する方を除外してください。
  1. 母語が日本語でない子ども
  2. 口頭での会話が難しい、または意思の疎通が難しい子ども
  3. テスターの指示に従うことが難しく、妥当性のあるアセスメントを保証できない子ども
  4. 検査者の家族や親しい友人
  5. 一卵性の双子等の兄弟姉妹が既に受検者となっている子ども
  6. 矯正不能な視覚障害を有する子ども
  7. 矯正不能な聴力損失を有する子ども
  8. 上肢に障害があり、動作に支障がみられる子ども
  9. 病院や精神疾患に関する施設に入院・入所している子ども
  10. 6か月以内に知能検査の類を受けた子ども
  11. 抗けいれん薬、抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬のような認知機能検査の成績に影響を与える可能性のある薬を服用している子ども
  12. 中枢神経系に対し、電気けいれん療法や放射線治療を行ったことがある子ども
  13. 外科手術等での麻酔を除き、健康に関わる問題により20分以上意識を失ったことがある子ども
  14. 検査の成績低下に関わるような、心身の状態や疾患(てんかん、外傷性脳損傷、気分障害など)を有する、あるいは既往がある子ども
    *上記のうち1.〜9.は受検者に調査協力をお願いする前に、該当しないことをご確認ください。
    *10.〜14.は、調査の内容を説明し書面による同意を得る際に、該当しないことをご確認ください。
     (受検者ご本人、あるいは保護者の方にご確認いただくための確認シートをご用意しております)

    *1.〜9.においても、前もって把握できなかった内容は、受検者あるいは保護者の方に直接ご確認ください。