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通常の学級におけるAD/HDの指導
通常の学級通常の学級におけるAD/HDの指導
全国情緒障害教育研究会 編
B5判184頁
定価3,150円(本体3,000円+税)
ISBN 4-8210-7319-6
ISBN 978-4-8210-7319-1

内容紹介
  「全国情緒障害教育研究会」 待望の書!
AD/HD児をめぐる医学的解説と学校における教育方法について、各分野の最先端の研究、実践に携わる専門家が、教師や保護者の疑問に回答する形式でまとめられている。AD/HD児の示す特徴、他の発達障害児との交叉する部分や発達的な側面からの理解等について、現段階における医学的成果に基づき解説。
 
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編者紹介目次目次詳細まえがき
編者紹介(第1刷時)
全国情緒障害教育研究会
  〈編集委員〉 
  黒川 君江(東京都文京区立駒本小学校)
  河野可賀美(元東京都立墨東養護学校)
  橋本  徹(東京都練馬区立開進第四小学校)
  長谷川安佐子(東京都新宿区立戸塚第二小学校)
  水野  薫(ながやまメンタルクリニック)

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目次
第1章 AD/HDとはなにか
第2章 AD/HDの子どもの学習指導
第3章 AD/HDの子どもを生かす学級経営
目次詳細
第1章 AD/HDとはなにか
   1 AD/HDとは、どんな疾病ですか?
   2 AD/HDの子どもたちは、どのような症状を示すのですか?
   3 AD/HDの原因はなんですか?
   4 AD/HDの治療はどのように行われるのですか?
   5 AD/HDは治りますか?
   6 AD/HDと関係の深い障害や病気にはどのようなものがありますか?
   7 環境的な要因で落ち着かない子どもとAD/HD児を見分けるポイントはなんですか?
   8 LDとAD/HDは似ているところがあると聞きますが、共通点や相違点はどこですか?
   9 知的障害児の中にも、多動で注意散漫な子どもがいますが、
    AD/HDとどう違いますか?
   10 AD/HDに伴って、二次的に起こりやすい症状にはどのようなものがありますか?
   11 AD/HDの子どもの心理面から見たつまずきにはどのようなものがありますか?
   12 AD/HDの認知能力の障害(まわりの刺激をうまく取り入れるのが苦手)には
    どのようなものがありますか?
   13 認知能力とはどういうことですか?また、AD/HDの子どもの認知能力の障害を
    見つけだすにはどのような方法がありますか?
   14 認知能力の障害が学習や行動に及ぼす影響にはどのようなものがありますか?
   15 検査にあらわれるAD/HDの特徴はありますか?
   16 AD/HDの子どもの実行機能障害にはどのようなものがありますか?
   17 実行機能とはどういうことですか?
   18 実行機能を見つけだすには、どのような方法がありますか?
   19 AD/HDの子どものコミュニケーションや社会相互交渉にはどのような特徴が
    ありますか?
   20 AD/HDの子どもを育てるのは難しいといわれていますが、そのことが人格形成に
    どのような影響を与えていますか?
第2章 AD/HDの子どもの学習指導
   1 AD/HDに見られる学習上・行動上の問題
   2 つまずきの発見―クラスの中に気になる子がいたとき―
   3 通常の学級における指導の工夫
   4 通級指導教室における指導と役割
   5 保護者への理解啓発と連携
第3章 AD/HDの子どもを生かす学級経営
   1 学級経営の基本的な考え方
   2 学習態勢、基本的行動様式の確立
   3 教室環境の整備
   4 学年・学校の指導体制の確立、保健室とのかかわり
   5 AD/HDの子どもとのじょうずなコミュニケーションのとり方
   6 周囲の保護者への理解啓発
■囲み記事
   ICD-10による多動性障害の診断基準
   特別支援教育に向けて1 子どもの見方を変えよう
   薬・リタリンについて
   特別支援教育に向けて2 校内で協力して支援しよう
   特別支援教育に向けて3 校内でのケース会議のもち方
   板書をノートに写すことが苦手な子のために:板書の工夫
   プリント教材やテストに取り組ませる工夫
   フラフラ歩き回らないようにする工夫
   忘れ物、なくしもの対策
まえがき
はじめに
 学級崩壊が,社会問題として取り上げられてから,十数年が経っている.崩壊の原因には多様な側面があるが,超多動で落ち着きのない子が,学級の秩序を崩す引き金になっている場合も多い.教育経験豊かなベテラン教師が,今までの実践経験では対処できず,すっかり自信を喪失してしまったケースもある.
 医学の進歩により,そのような子どもが,AD/HDと診断され,いかに教育するかが医学と教育の連携により進められてきている.かつては,“困った子”として適切に教育を受けることができなかったAD/HD児に光明がみえてきている.
 本書はAD/HD児をめぐる医学的解説と学校における教育方法について,各分野の最先端の研究,実践に携わる専門家が,教師や保護者の疑問に回答する形式でまとめられている.AD/HD児の示す特徴,他の発達障害児との交叉する部分や発達的な側面からの理解等について,現段階における医学的成果に基づき解説されている.
 学校教育においては,まずAD/HD児の学習上の問題行動の背景を明らかにし,その対処についての原則を示している.その上で,通常の学級,通級指導教室における指導について,事例研究を通じて解明するプロセス,問題の発見から解決までの各ステップの具体的指導,事例のポイントという形でまとめている.この事例研究の方法は,本書の特色で,わかりやすい.AD/HD児のいる学級経営・学校経営についても事例研究を通じて多面的に解明されている.
 最近の心身障害児教育の方向は,一人一人の実態に応じた個別指導計画による適切な指導,通級指導教室や専門機関との連携による総合的アプローチである.本書は,医学と教育の緊密な学際的連携と,基礎理論と実践指導とを融合し,AD/HD児の指導を明解に示したもので,教師や保護者にとって必携のガイドブックといえる.
(全国情緒障害教育研究会会長、長崎国際大学教授 眞保眞人=刊行時)



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