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産業カウンセリング入門
産業カウンセリング入門
杉溪一言・中澤次郎・松原達哉・楡木満生 編
A5判244頁
定価2,961円(本体2,820円+税)
ISBN 4-8210-6166-X
ISBN 978-4-8210-6166-2

内容紹介
  産業カウンセラーになりたい人のために!
産業カウンセラーを志す人たちの入門書として企画されたもの。産業カウンセラー試験に最適な参考書。 (改訂版が、2007年9月30日付で発行されました。)
 
編者紹介目次目次詳細まえがき
編者紹介(第11刷時)
杉溪 一言(すぎたに きよとき)
日本女子大学名誉教授                          

中澤 次郎(なかざわ じろう)
社団法人日本産業カウンセラー協会顧問

松原 達哉(まつばら たつや)
立正大学大学院教授

楡木 満生(にれぎ みつき)
立正大学教授

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目次
第1章 産業カウンセリングとは何か
第2章 産業カウンセラーの役割と資格
第3章 産業カウンセリングの理論
第4章 産業カウンセリングの過程と技法
第5章 パーソナリティの形成と変容
第6章 心理検査の活用
第7章 職場のメンタルヘルス
第8章 労務管理と産業カウンセリング
第9章 産業カウンセリングの事例
第10章 産業カウンセリングの諸問題
第11章 産業カウンセリングQ&A
付録
引用・参考文献
人名索引
事項索引
目次詳細
刊行によせて
まえがき
第1章 産業カウンセリングとは何か
  1.現代社会とカウンセリング
  2.産業カウンセリングの発達
  3.産業カウンセリングの現状
  4.産業カウンセリングの課題と展望
第2章 産業カウンセラーの役割と資格
  1.産業カウンセラーの役割と課題
  2.産業カウンセラーの資格制度
  3.アメリカにおける従業員援助制度
第3章 産業カウンセリングの理論
  1.諸理論の展開とその活用
  2.産業カウンセリングで用いられる主な理論
  3.その他の諸理論
第4章 産業カウンセリングの過程と技法
  1.面接過程の諸問題
  2.面接の諸技法
  3.リラクゼーションの技法(自律訓練法)
第5章 パーソナリティの形成と変容
  1.パーソナリティの形成と人間関係
  2.パーソナリティの変容の可否とカウンセリングの基本的原理
  3.パーソナリティの変容とカウンセリングの理論
第6章 心理検査の活用
  1.産業カウンセリングにおける心理検査の必要性
  2.心理検査の種類と方法
  3.心理検査の活用法
第7章 職場のメンタルヘルス
  1.精神障害,神経症,心身症,およびその境界例
  2.職場のストレスとその対処法
  3.トータルヘルスプロモーション
第8章 労務管理と産業カウンセリング
  1.人事・労務管理とカウンセリング
  2.労働法の基礎知識
  3.企業内教育とカウンセリングマインド
第9章 産業カウンセリングの事例
  1.人間関係で悩み,体調悪く欠勤しがちな女子社員の事例
  2.甘えと依存からの脱出事例
  3.転勤と家族問題との間で調整に悩む事例
第10章 産業カウンセリングの諸問題
  1.相談室の組織と運営
  2.キャリアカウンセリング
  3.産業カウンセラーの倫理
第11章 産業カウンセリングQ&A
  Q1 定年後,産業カウンセラーを目指す人の勉強法は
  Q2 資格としての産業カウンセラーのメリットは
  Q3 企業内における産業カウンセラーの位置づけは
  Q4 ナースが,産業カウンセラーになるための準備は
  Q5 カウンセラー,ケースワーカー,臨床心理士の違いは
  Q6 社内にカウンセラールームを開設する際の留意点は
  Q7 産業カウンセラーと地域社会とのネットワークの必要性は
  Q8 学校カウンセラーと産業カウンセラーの仕事の中身の違いは
  Q9 産業カウンセラーの資質とは
  Q10 危機的状態にある来談者への援助は
付録
   付1.相談機関名簿
   付2.産業カウンセラーを志す人のために
   付3.初級産業カウンセラー養成講座問合せ先一覧
   付4.職業情報関連の主要公的機関一覧
引用・参考文献
人名索引
事項索引
まえがき
まえがき
 「産業カウンセラーになりたい」という声を耳にすることが,近頃多くなってきた。志望者もいろいろで,たとえば企業に長年勤めて定年退職し,第二の人生を何か人のために役立てたいという男性や,看護婦・保健婦として健康管理にたずさわり,社員のメンタルヘルスに関心をもつ女性などが目につく。その他にも専業主婦で電話相談などのボランティア活動をしている人や,会社で人事・教育などの業務を担当しているOL,さらには若い心理学専攻の学生など,「産業カウンセラー」に熱い視線を注ぐ人たちは多い。わが国の産業カウンセリングは,その揺藍期から数えて40年の歳月を経てきたが,最近の強い関心はまさに画期的な意味をもつといえよう。
 カウンセリングが多くの人々から注目される社会的背景には,周知のように,高度経済成長の歪みに由来するさまざまな社会病理的な状況がある。いじめ,登校拒否,自殺などの青少年の問題,うつ,アルコール依存症,心身症などに見られる中年の危機,そして疎外感や死の不安にさらされる高齢者など,いずれも心理的な援助を必要とする今日の課題である。
 こうした社会の混迷に追打ちをかけるように,阪神大震災が勃発した。犠牲者は5千人を越え,避難所に集まった人たちは30万人以上に達したという。救援活動はおびただしいボランティアによって続けられているが,時間の経過とともに「心のケア」の必要が叫ばれるようになり,セラピストやカウンセラーたちの出番となっている。現地の産業カウンセラーもボランティアとして被災者の電話相談に参加しているが,こうした社会的ニーズに対応するカウンセリングのあり方が問われるのも,今日的なテーマであろう。
 さて,このような社会状況の下で,カウンセラーや心理臨床家の資格問題が具体化してきたが,産業カウンセラーの資格も平成4年から労働大臣の認定により実施され,今日までに初級産業カウンセラー試験が3回,中級産業カウンセラー試験が2回行われている。近年の高い関心は,産業カウンセラーの資格が他の資格に先んじて公的な性格をもつこともあずかっていると思われる。
 ところで,試験が実施され,受験者が年ごとに増えてくると,そのための養成講座も盛んになるのは当然である。現在,社団法人・日本産業カウンセラー協会が全国規模で実施している講座数は23に及んでいる。本書は,こうした状況をふまえて,産業カウンセラーを志す人たちのための入門書として企画されたものである。産業カウンセリングの関連図書はいろいろ刊行されているが,適当なテキストや参考書が求められる中で,本書がその責を少しでも塞ぐことが出来れば幸いである。
 本書の編集には,産業カウンセラーの養成に日頃からかかわっているわれわれ4名が協同して当り,執筆は編集者のほか,関連領域の専門家や産業カウンセラーとして長いキャリアをもっている方々にお願いした。御多忙の中をご協力頂いたことに,深く感謝するものである。
 本書の構成は,産業カウンセリングの全般にわたる解説を行うほか,読者の便を考えて「Q&A」の章を設けた。また付録として相談機関や養成講座のリストなどを掲載した。
(編者一同)



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